東日本大震災から6年目の3月11日、松山市内において「伊方原発をとめる会」主催の講演会が開かれ、会場から隣の部屋・廊下へあふれ出すほどの180名が参加しました。
講師は、TVでおなじみの岡村眞・高知大学防災推進センター特任教授。
「地震と活断層を語る」と題し、伊方原発の数キロ沖合にある中央構造線と南海トラフ大地震について、講演しました。
「四国電力の基準地震動650ガルは、あまりにも過小評価です。
いま、中央構造線の下では、ものすごいエネルギーが蓄えられています。
この断層地震が、どれだけ強いのか、だれにも、完全にはわからないのです。
福島では震源が遠かったため、原子炉内に制御棒を入れることができましたが、もし中央構造線で地震が起これば、伊方原発は、制御棒の挿入が間に合いません。
なんとしても、あと一秒かせぎたいという思いです。
原発の事故は、普通の災害とは異なる災害です。
危険な伊方原発を、子や孫の世代まで残すことは、許されないことです」
などと訴えました。
参加者は、廊下にまであふれ、資料が足りなかったのですが、みなさん熱心に聴き入っていました。
参加した男性は、「市外からですが、ほんとうに来てよかった。四国電力の、データねつ造や科学をゆがめる姿勢と理由が、よくわかりました。一刻も早く伊方原発をとめさせたい」と語りました。
会場では、「とめる会」のカンパも集められ、約47,000円が集まりました!
その後、参加者のみなさんは、坊ちゃん広場での集会とデモへ、元気よく出発。
なお、日本共産党の白川よう子・衆院四国ブロック比例候補も参加しました。
講演録画は、IWJ にて公開中!